宇治川商店街について、また音楽祭について知るため、私たちはまず、音楽祭にボランティアスタッフとして参加させてもらうことにしました。
2021年度の音楽祭は10月10日(日)です。大急ぎで準備を整え、現場に出ました。
新型コロナウィルス流行の影響を受けた今年度(2021年)の宇治川音楽祭は、開始一ヶ月前になって、無観客開催ということになりました。商店街にステージは作りますが、観客は入れず、ステージでの演奏の様子をYoutubeで配信するという方法です。
これがどれだけ苦渋の決断だったか、また開催直前での変更がどれだけ大変だったかは、後で実行委員長の平井さんへのインタビューで知ることになります。
私たちの仕事も、本当は何千人も来るお客さんの誘導や整理だったのですが、無観客開催に変わったことで、人が密にならないよう、ステージの周りで立ち止まっている人がいたら移動をお願いする仕事に変わりました。
これは当日、仕事の前にボランティアスタッフのまとめ役の吉津さんから説明を受けているところです。

昼過ぎから音楽祭が終了する夜8時近くまで仕事をしました。


人はうまく流れてくれたため、実際にはあまり仕事はありませんでした。
むしろ、いちばん間近でステージを楽しんでしまいました。



これは音楽祭の直後、みんなで出し合った感想です。後に平井さんへのインタビューなどを経てまた考えは変わっていきましたが、この時は「音楽祭楽しかった」という印象でいっぱいでした。
オフライン開催なら2000人は来るというお話を聞いて、それは何年もかけて築き上げてきたからだと思うし、実際に会場に行って地域活性化のために出演者、ボランティア、音声調整の方々などが一丸となっているのを目の当たりし、多くの人の協力があり宇治川音楽祭が成り立っているんだなと実感した。
商店街は若者はあまり楽しめないイメージがあるけど、出演者の中にはラップを披露している人もいて若者も楽しめるし、宇治川音楽祭や商店街に興味を持ってもらえるだろうなと感じたし、実際に自分も宇治川音楽祭、商店街に興味を持ちました。(T.N.)
私の仕事の内容は、歩行者が立ち止まって舞台上の演奏を観ないようにプラカードを持って巡回することでした。ただし、集中して観ている観衆に声をかけるタイミングはなかなかつかめず、実際には難しい仕事でした。
ラジオパーソナリティーや音響の人や会場で誘導を行なっていらっしゃる人々が一致団結して仕事をしている姿が印象的でした。みんなの力が合わさることで初めて音楽祭が素晴らしいものになると思いました。(H.T.)
10日日曜日に宇治川音楽祭というイベントがあり、私たちはそこでボランティアをした。今年はコロナ禍のため、YouTubeでのオンラインイベントとなった。担当の人に私たちは周りで立ち止まって見ている観客の人がいたらプラカード的なものを見せて注意してほしいと言われたのだが、私の巡回中には立ち止まっている人たちは少なく、仕事をする場面はほとんどなかった。
その代わりにステージに見入ってしまった。様々なすごいアーティストの方々がいて感動した。(Sh.Y.)

宇治川音楽祭ではボランティアとして参加し、人混みができないように見回りをした。
音楽祭のイベントはコロナの影響でオンライン配信という形になったが、ボランティアとして参加していたため近くで見ることができた。とても面白く演者の方のパフォーマンスや熱意に感動した。
こういったイベントは観客があまり居ない状態でも盛り上がることがわかったのでこれからも積極的にオンラインでのイベント開催などをしていくと良いと思った。(T.S.)
私は今回初めてこのような音楽祭などを見たが、音楽は素晴らしいものなのだなと実感することができた。私が知らなかったジャンルの音楽をたくさん聞けて、新しい発見をすることができた。またヒーロー戦隊のような子供たちに向けたパフォーマンスもあって、たくさんの年齢層が楽しめるようなイベントになっているのだなと感じた。
私たちの他にもボランティア活動をしている人や、宇治川音楽祭を見にきている人たちがとても親切だった。温かい気持ちで音楽祭を楽しんでいて、新鮮な気持ちで活動することができた。今回の宇治川音楽祭のボランティア活動を経験して、多くのことを学ぶことができたと思う。(K.I.)
コロナの影響で無観客になり、やれることがなかった中でも自分たちのために色々考えて役割をくれたことはありがたいと思った。
例年ならお客さんが入り、現場はもっと盛り上がってたらしい。その時のボランティアをしたらまた感じ方が変わったかもしれない。
出演者の方はコロナ禍でも生配信をしたり、お客さんを流動的に動かしたりしていて、この音楽祭をなんとか盛り上げようしているのがわかった。(Y.O.)

オンラインという形だったのでそこまでかな?と思いつつボランティア活動に取り組むと、僕の思っていた以上に迫力があり、驚かされた。また、曲も盛り上がる曲ばっかりで、気づいたら手拍子をしたり、スマホで撮影していました。(K.T.)
10月10日宇治川音楽祭のスタッフとして参加することになった。
仕事は今回の音楽祭では立ち止まっての観覧はご遠慮頂くという事で注意の紙をもって商店街の道を歩くことだった。本来ならばタイムキーパーなどの仕事もあったそうだが今回はそれが無かった。YouTubeの配信で見る人がほとんどだったのか、現場に来る人は多くはなく、私の仕事もあまりなかった。
この日に私が行ったことは、積極的に移動して立ち止まっている人がいないかのチェックと、路上のベンチで横になってマスクを外している人をどう対処すればいいかをスタッフさんに聞いたくらいである。ほとんどの時間は先生や友人たちと一緒に出し物を見ていた(Y.H.)
音楽祭当日は、無観客での開催だったので一般の方の誘導をしました。音楽祭にはいろいろな人がかかわっていること、また無観客でも開催できたことは出演者やスタッフの方たちにとって、とてもうれしいことなんだと思いました。(M.Y.)

今回、宇治川音楽祭のボランティアに参加しました。
ただ、今回のボランティアはコロナ感染拡大防止のため、オンライン配信での開催となってしまったため仕事がそこまで多くないとのことでした。その中で行った事は無観客のための立ち止まり禁止の紙を持って立つ事でした。
音楽祭について強く印象に残ったのは、本当に多くの人が動いているという事、そしてこの音楽祭を盛り上げるために様々な活動を行っていたという事でした。オンライン故の無観客だった会場では多くの人が宇治川音楽祭を成功させるため、盛り上げるために動いていたのが印象的でした。
今回のボランティアでの仕事は少なかったのですが、それでもこの様な裏での努力が行事を盛り上げる上で重要なのだろうな、と思いました。(T.M.)
ずっと立ってステージを見ていたら、椅子を貸してくださった。視野を広く持ち、周りをよく見ることが大切であると感じた。優しさは相手を嬉しくさせる。
平井さんが自分のお仕事もあるのにも関わらず、出演者の方に声を掛けて回っていた。
出演者の方が笑顔で出演後に平井さんと話しているのを見て、平井さんの人望が厚いなと感じた。→コツや心掛けていることは?
平井さんに挨拶できたが、質問がパッと出てこなかった。反省。こうなることは予想できたはず。ボーっと生きてるのはダメだ。
受け身がちでは出会えないような素敵なバンドに出会えた。能動的に行動していろいろな物やことに触れたいと感じた。
音楽祭が地域活性化につながるにはどうすればよいか?(So.Y.)

今年行われた『宇治川音楽祭』は無観客のため、人はまばらでした。
緊急事態宣言解除された日でしたが、観客の立ち入りを禁止していました。音楽祭の関係者の話を聞くと、本来なら屋台も立ち、ステージも合計3つぐらいは並ぶ予定でしたが、市の方からの指摘で感染対策を設けるように指示を受け、結果ステージは一つだけで屋台も無しという結果になりました。
今回のボランティア活動は立ち止まって見る人を注意する役目でしたが、立ち止まる人はほとんどいませんでした。仕事は少なかったのですが、やはり観客を入れての開催の方が良いなと僕は思いました。(T.S.)
この宇治川音楽祭を通して気付いたことと、経験したことは、まずイベントが始まった瞬間に地元民が一気に集まるのでこのひとつのイベントだけでとても影響力があるものだと思いました。また、音楽を通してのレンジャー系の劇もやったりしていて小さな子供でも楽しめるように作られていて工夫されているところがよく分かりました。
仕事面では通行人もいる訳なので立ち止まっている人を注意しなければならないので、大変でした。これは、自分らやその他のスタッフ達の働き、支えがあることで、宇治川音楽祭というものが最高の舞台になるのだと思いました。(R.H.)